一番最初にコーヒーを味わったのって6才くらいの時に親父が飲んでたインスタントコーヒーとコンデンスミルク入れて甘々で飲んでた。ベトナム珈琲をその当時から飲んでた感じですかね!
それからはUCCやベルミーの砂糖ミルク入り缶コーヒーが好きだった記憶があります。珈琲の板ガムの味も懐かしい。高校生になってダイドーの缶コーヒーにしばらくはまってた。
本格的な珈琲はたまたまバイトで働いたことのある喫茶店でアルコールランプで焙煎する器具があったんだけど、ある日マスターがいい豆が手に入ったと焙煎してた豆を飲ませてもらったら、もう脳天から衝撃を受けるほどの複雑で濃厚で今までの珈琲ってなんだったのくらいの旋律だった。本物の珈琲ってすごいポテンシャルだったんだって感じたときは今でも忘れられない思い出。残念ながら品種とかは忘れちゃったな、だいぶ昔なもんで。
その後うちの近くにあったデパートの地下食品街で、たまたま買った珈琲豆がやたら美味しかった品種があります。「トアルコトラジャ」って名前でちょっと高かったんだけど珈琲にハマりはじめた時期だったから買って飲んでみた。そしたら、これが超美味しくて香りもめちゃくちゃ良かった。何回か買って飲んでたんだけど、しばらくしたらいつの間にか販売してなくて残念だなって思ってました。インドネシアのスラウェシ島にあるトラジャ地方のみで産出されるコーヒー豆のことで、栽培にきめ細かな配慮が必要なアラビカ種のため希少価値の高いコーヒー豆とのこと。キーコーヒーでしか販売してないらしくプレミア的な珈琲だったらしい。
就職してから、ちょっといい食事ができるようになったころ、イタリアンレストランでエスプレッソをセルフで飲める場所がありました。それまではエスプレッソは苦いのしか飲んだことがなくて、砂糖入れなきゃ飲めないよな~ってイメージでした。けど、そこのエスプレッソはとても香りがいい豆でおそらく焙煎からそれほど時間が経過してなく、且つ、苦いだけじゃないほど良い酸味や甘さも十分感じられる素晴らしい豆を使用していました。あまりの美味しさに3杯もおかわりしてしまった。その後自分で4万円くらいのエスプレッソマシーンを買って飲んでみたけど、どうしてもあの美味しかった味とは程遠い味しか出せず、挫折したことがあります。美味しい豆が買えなかったことや低価格で買えるエスプレッソマシンがその当時はなかったんですよ、残念!
自家焙煎を始めてからエスプレッソ用の豆も焙煎でき、また、ブレンド具合もわかるようになってきました。ネットの情報量が多く、手軽に生豆を買えるショップも増えたので、美味しい生豆も個人で買えるようになりました。昔に比べるといい時代になったなとしみじみ感じます。
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